小海キリスト教会 礼拝メッセージ

小海キリスト教会の礼拝メッセージと御言葉を紹介します。。

神に立ち帰りなさい

「恐れないで、語り続けなさい。

黙ってはいけない。わたしがあなたとともにいるのだ。」

                        f:id:koumi2016:20160627201619j:plain 使徒18章9~10節

 

<神に立ち帰りなさい。>  使徒3:17~26

 ペテロは、イエス様を十字架にかけた人々に対し、自分のした行為が誤りであった事を素直に認め、罪を悔い改めるならばその罪が赦されると勧めています。神の御子であられるイエス様を殺した者の罪が赦される。これは考えてみると驚くべき内容です。なぜなら、本来ならは滅ぼされても何も文句を言えない立場にある者のために神様は寛容な態度を示してくださり、滅びではなく、救われる道を提供してくださっているからです。ペテロ自身が神様の寛容さを誰よりも自覚している者でした。ペテロは、イエス様との関係を3度も否定した出来事を通し、神様がどれほど寛容なお方であるかを体験していました。ですから、確信をもって人々に悔い改めを勧めたのです。そして、イエス様の十字架の贖いの死は、ペテロやイエス様を十字架にかけた人々の罪だけでなく、全人類が犯す一切の罪をことごとくぬぐい去ることのできるものです。私たちは、救われた後、これらの事実に目が開かれていきます。自分がいかに危険な状態にあったのか。本当の意味で理解できるようになるのは救われた後からです。神の御子を十字架にかけてしまった。自分たちが待ち望んできたメシヤを無知のために殺してしまった。その罪を悔い改めないならば滅びるしか道はありません。聖書が教えるところの滅びとは、単に私たちの存在がなくなる事ではありません。存在がなくなるのであれば意識もなくなるのですが神様のさばきは、私たちが意識を持ったまま、神ののろいを永遠に受け続けることを意味しています。ちょうど金持ちとラザロの話で金持ちがハデスで目を覚まして経験している状況が神様のさばきがどのようなものであるかを教えています。私たちの周りには、天国と地獄の存在を認めない人もいるかも知れません。しかし、神様のさばきがないならばイエス様がわざわざ私たちと同じ肉体ももつ者となって地上に来られる必要はありません。罪人である私たちを救う方法は、罪を犯したことのないお方がその罪の罰を身代わりに受けることです。イエス様は、天の父なる神様がどれほど人間を愛されているのか。身をもって示してくださったのです。しかし、それでも人間の心はどこまでも頑なです。なぜなら、ペテロの説教を聞いてもまことの神様に立ち返ろうとしない人々がいたからです。彼らの目の前には、イエス様の御名によって奇蹟的な癒しを体験した人が立っています。それでも彼らは自分たちのした行為の誤りを認めようとしなかったのです。私たちも救われる以前、彼らと同じでした。神様の用意された救いの手を拒み続けてきた者です。しかし、今、私たちは神様のあわれみの故に、まことの神様に立ち返ることができました。自分の体験した救いを感謝し、希望をもって福音を宣べ伝え続ける者になりたいと願います。